私も同じ経験をしました。数年前、ミニマルな暮らしに憧れて思い切って物を減らしたんです。その時は本当にすっきりした気分になったし、「これからはこの状態を保つぞ」と決意していました。ところが半年もしないうちに、気づくと物が戻ってきていた。
原因を考えてみると、私の場合、減らしたことで生じた「空白」に対する心理的な埋め合わせだったんだと思います。棚に余裕ができると、無意識のうちに「何か置いてもいいのでは」という感覚になってしまう。また、便利だと思ったら手軽に新しい物を試してみたくなるし、「いつか使うかも」という思考パターンも完全には消えていませんでした。
今は違うアプローチを取っています。単に「物を減らす」のではなく、生活の中で本当に必要な物が何かを定期的に問い直すようにしたんです。新しい物を買う時も、既存の物の中で代替できるものがないか一呼吸置いて考える。完璧にミニマルであることより、その時々で必要な状態をゆるく保つくらいの感覚の方が、私には続きやすいみたいです。物が増える自分の性質を否定するのではなく、そもそも「なぜ増えるのか」という仕組みを理解することが、長続きするコツだったように感じます。
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