毎日の小さな工夫

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第5話

習慣の中の「間」を見つける

季節が変わり、自炊との付き合い方も少しずつ変わっていった。

前話で「どう付き合うか」という問いを持ち始めた私は、実際に週に一度の外食の日を作ってみた。すると予想外のことが起きた。その日を楽しみに待つようになったのだ。自炊そのものへの見方も変わり、決まった日の調理がかつてのような義務ではなく、むしろ小さな喜びへと変質していったのである。

しかし数週間が経つと、別の課題が浮かび上がった。外食の日を作ったことで自炊の日数は減った。するとある朝、いつもの調理手順を忘れていることに気づいたのだ。前は無意識に手が動いていた動作が、今では思い出す必要がある。習慣は、使わないと確実に薄れていく。

この現象は、私にある問いを与えた。習慣とは、毎日同じことを繰り返すことだけが本質なのではないのか。むしろ、完全に失わないための最小限の継続と、その中に作る「間」のバランスにあるのではないか。

科学的には、習慣の定着には反復が重要だとされている。だが同時に、その反復の中に変化や休息を取り入れることで、習慣への抵抗感が減るという研究もある。まさに私が経験していることだ。

今の私は、自炊をする日と、しない日の間に意図的な「ゆるみ」を作ることで、かえって習慣が安定していくのを感じている。完璧な継続ではなく、柔軟な継続へ。その道の先に、本当の意味で「続く」習慣があるのではないだろうか。

次は、その柔軟性の中で、どうやって習慣を支える仕組みを作るのかを探ることになりそうだ。

続きはまもなく

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