ゲームから卒業するという経験は、正直なところ「卒業」というより「関係が変わった」という感覚に近いです。
私の場合、20代後半で仕事が忙しくなり、帰宅後にゲームをする時間的余裕がなくなったのが最初のきっかけでした。でも不思議なことに、最初は焦燥感というか、「やらなきゃ」という義務感に駆られていたんです。期間限定イベントを逃したくない、ランキングで順位を落としたくないという感覚ですね。
ただ、ある時期から「やらないと落ち着かない」という気持ちが、「別にやらなくても大丈夫かも」に変わりました。その瞬間は特に劇的ではなく、むしろ地味な気づきでした。数ヶ月ゲームをしていない自分に気づいて、改めて考えてみたら、別に困っていなかった。むしろ睡眠時間が増えたり、読書の時間ができたり、心身の疲労感が減ったような気がしました。
いま思うのは、ゲームそのものが悪かったわけではなく、自分の生活ステージが変わったということなんでしょう。かつては楽しみだったものが、今の自分にとって優先度が下がっただけ。だから「卒業」というより「自然と距離ができた」という表現の方が、自分の実感に合っている気がします。
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