第6話
第6話 共鳴する選択
れた。
『同じ困難を抱える者同士。あなたたちのゲームは交差する。どうする?』
俺は画面を凝視した。他のプレイヤーとゲーム世界が統合される。その意味を考えると、頭がくらくらする。
これまで俺は、自分のゲーム内の選択が自分の現実に反映されるものだと思っていた。でも違う。ゲーム世界は最初から複数のプレイヤーで構成されていたんだ。
机の上のゲーム。積み重なったそれらはすべて、この『unLOCK』の一部だったのか。
スマホの画面には、プレイヤー情報の下に新しいボタンが現れていた。『他のプレイヤーを確認する』。躊躇いながらも、指を動かした。
すると、三人のシルエットが映った。名前は『Player_02』『Player_03』『Player_04』。俺は『Player_01』らしい。アイコンはすべてモザイクだ。ただ一つ、プロフィール欄に共通の言葉が書かれていた。
『困難を乗り越えたい者へ』
そこには、三人それぞれが抱える『困難』の概要が記されていた。読み進めるにつれ、俺の手が震え始める。
Player_02は『やりたいことが見つからない』。
Player_03は『人間関係に疲れている』。
Player_04は『過去の失敗から逃げられない』。
どれもが、ゲームを積む理由になり得るような悩みだ。つまり、俺たちは同じような状態にあるのか。そして、このアプリはそういう人間たちを意図的に集めているのか。
『統合開始まで、残り時間:10分』
メッセージが点滅した。
俺は『選』ボタンを見つめ直した。アイテムを現実化するか、ゲーム内に留めるか、延期するか。だが今、その選択には新しい意味が加わったように感じた。
自分の選択が、他のプレイヤーにも影響を与えるのではないか。
スマホを握る手に、冷や汗が滲んだ。
続きはまもなく
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