毎日の小さな積み重ね

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第6話

続ける理由を問い直す

「それでも、また明日も描くか」

その問いかけを続けて一週間。答えは毎日変わりました。

月曜日は「yes」でした。SNSで見た作品への違和感をまだ引きずっていて、悔しさが筆を動かしました。でも木曜日には迷いが生まれた。線を引く手が重く感じられた日です。その時の答えは「惰性かもしれない」でした。

田中さんはそれを良いことだと言いました。「惰性でも、それは続けていることには変わりませんから。大事なのは、その惰性の中で何かに気づくかどうかです」と。

彼女の言葉を受けて、私は気づき始めました。毎日「続けるか」と問いかけることで、単なる習慣から少し違う何かへ変わっていく。完璧さを求めず淡々と続ける、というのは実は受け身ではなく、能動的な選択の繰り返しなのだと。

その選択の中には、評価されたい気持ちもあれば、単に手を動かしたい衝動もある。焦りもあれば、静寂もある。すべてが混在している。

二ヶ月と二週間目。今夜も私は「今日、どう感じたか」に続けて書きました。「明日も描く。理由は、まだ完全には明確でないから」と。

その不透明さが、実は続けることの本質なのではないか。最近、そう感じるようになりました。

続きはまもなく

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