第1話
第一話 肩の悲鳴
朝8時、デスクに着く。昼12時、目を上げる。夕方17時、椅子を立つ。毎日同じ流れ。同じ位置。同じ姿勢。
それはいつからだろう。肩が重くなったのは。首を回すたびに音がするようになったのは。
鏡を見ると、知らぬ間に姿勢が前のめりになっていた。スマートフォンを見るときと同じ。いや、それ以上に画面に吸い寄せられている。キーボード、マウス、書類。目の高さより下にある全てのものが、私の首と肩を下へ下へと引っ張っていく。
同僚の田中さんは、昼休みに何かやっているらしい。デスクの上で、何かしている。最初は気にしなかったが、最近は彼女の肩が楽そうに見える。姿勢も良い。何か秘密があるのか。
そう思った矢先、机の角に置き忘れられた小さなメモを発見した。そこには、簡潔な言葉と、何かのスケッチが描かれていた。
「30分ごと、1分だけ。」
それ以上に書かれたことはない。けれど、その一文が妙に気になる。30分ごと?1分だけ?何をするのか。
続きはまもなく
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