記録という名の整理術

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第1話

第一話 三日坊主の覚悟

健康診断の結果を見て、ため息が出た。特に悪い数値ではないんだけど、医者に「生活習慣、気をつけてくださいね」と言われると、やっぱり何かしなきゃという気になる。

で、試してみることにしたのが食事記録。SNSで見かけて「これなら続きそう」と思ったから。

初日は張り切って、朝のトースト、昼のサンドイッチ、夜のパスタ。栄養とかカロリーとか、ちょっと調べながら書いた。手間だけど、やってる感がある。

二日目も頑張った。ただ、記録のためだけに食べてる感覚も少し出てきて、なんか不自然な感じがした。

三日目の朝。いつもより忙しくて、朝食をさっと済ませてしまった。記録しようと思ったけど、何食べたかもう曖昧になってる。あ、これダメなやつだ。三日坊主の予感。

でも、ふと思った。完璧に記録することが目的じゃなくて、自分がどう食べてるか知ることが目的じゃないか。

忘れたなら忘れたで、そこも情報。朝食が曖昧になるくらい急いでた—つまり、朝が余裕ない日だったってことだ。それも含めて「その日の食事」なんだ。

記録の形式は別にどうでもいいのかもしれない。スマホのメモでいいし、ノートでもいい。大事なのは、ちょっと立ち止まって、自分が何を口にしたか思い出す時間。その小さなクセを、毎日繰り返すことなのかな。

そう思ったら、気が楽になった。今夜も、ぼんやり記録しよう。完璧じゃなくていい。続くことの方が大事だ。

続きはまもなく

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