デスク戦記 〜肩こりとの日々〜

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第2話

第2話 試行錯誤の始まり

翌朝、意気込んで出勤した私は、まず椅子の高さを調整することにした。足がしっかり床に着き、膝が直角になる位置を探ってみる。次にモニターの位置。画面の上端が目の高さより少し下になるよう、厚めの本を重ねた台の上に乗せた。キーボードも体に近づけ、腕が無理なく操作できる距離を意識する。

準備を終えて仕事を始めると、確かに姿勢が変わったのが自分でもわかった。ただし、最初のうちは居心地の悪さを感じた。長く悪い姿勢に慣れていた体は、正しい姿勢を「不自然」だと感じているようだ。何度も無意識のうちに前かがみに戻ろうとする自分に気づく。

昼休みに同僚の田中さんに状況を話すと、彼は笑いながら「その気持ちわかります。最初は大変ですよ」と返してくれた。どうやら田中さんも似たような工夫をしたことがあるらしい。彼によれば、環境を変えるだけでなく、定期的に席を立つことも重要だという。一時間に一度は画面から目を離し、軽く体を動かす。そうした小さなリセットの繰り返しが、夕方の疲労を大きく軽減させるのだと。

午後、その言葉を実践してみた。定期的にトイレに立つ、給湯室に向かう、階段を使って上下する。意識的に「動く理由」を作り始めると、一日の過ごし方が変わってくるのを感じた。

しかし、夕方になると、やはり肩に違和感が戻ってくる。完全には解消されていない。これは一日で改善されるものではないのかもしれない。むしろ、ここからが本当の試行錯誤なのだと気づき始めた。

続きはまもなく

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