第7話
四人のプレイヤー
『困難を乗り越えたい者へ』
三人の悩み。それらは俺の『積みゲーへの罪悪感』とは別物のようでいて、どこかで繋がっているような気がした。
スマホを握ったまま、俺は机に積み重なったゲームケースを見やった。ファンタジーRPG、謎解きアドベンチャー、スポーツゲーム、恋愛シミュレーション。どれもが途中で放置されたままだ。
なぜ、こんなに買ったのか。
答えは簡単だった。それぞれのゲームが、その時々の『現実』から目を背けるための逃げ道だったからだ。新しいゲームを買うたびに、前のゲームはどんどん積まれていく。その過程で、俺は何を失ったのか。何を得たのか。
画面に戻る。
『他のプレイヤーと協力することで、各々の困難は軽くなります』というメッセージが現れていた。その下に、四つの選択肢。
『ゲーム世界を融合させますか?』
それぞれのゲーム世界が一つになるということか。Player_02の『やりたいことが見つからない』という悩みと、俺の『やり始めたことが続かない』という悩みが、同じゲーム内で交差する。そこで何が起きるのか、想像もつかない。
だが、ここまで来たら引き返せない気がした。
俺は『承認する』をタップした。
スマホが一瞬、強い光を放った。同時に、机の上のゲームケースが、かすかに震えた。
続きはまもなく
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