第1話
第一話 白い画面と向き合う朝
朝7時、佐藤はいつものカフェに座っていた。ノートパソコンの画面には、昨日と変わらず同じ一行が表示されている。
「今日も書けなかった」と呟きながら、彼はコーヒーをすする。フリーライターとして三年目。単発の記事は書くが、連載を持つことは叶わず、長編は一度も完成させたことがない。
スマートフォンに通知が入った。「創作継続研究会」というオンラインサロンからのお知らせだ。昨週、思い切って登録してみたのだ。
「今日のテーマ:ゼロ文字の日との向き合い方」
メンバーの投稿を読むと、漫画家、エッセイスト、詩人など、様々なジャンルのクリエイターが集まっていた。みんな似たような悩みを抱えている。
「僕も毎日は書けていません」という漫画家の投稿。「完璧を目指さず、とにかく続けることが大事」という詩人の返信。
佐藤は、隣に座る見知らぬ女性がこちらを見ていることに気づいた。彼女も同じサロンを見ていたようだ。
「すみません、このサロン入ってますか?」と話しかけてきた。
こうして、創作に悩む二人の、小さな対話が始まった。
続きはまもなく
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