新NISAで人生が変わった話

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第3話

試練と気づき――相場が教えてくれたもの

投資を始めてから三ヶ月目。相場は予想外の動きを見せた。世界のどこかで起きたニュースが、翌日には私の画面に数字となって表れた。増えるはずだと思っていた資産が、ある週は一気に落ち込んだ。

初めてのマイナスだった。給与の数パーセントが、文字通り数パーセント減っていた。眠れない夜を過ごした。朝起きてアプリを見るのが怖くなった。同僚の先輩に相談すると、「これは誰もが通る道だ」と笑われた。

しかし、その時に気づいたことがある。それは、失ったお金の大きさではなく、自分がそれをどう受け止めるかという問題だった。本当に必要な生活費は、何も変わっていない。困窮しているわけではない。なのに、数字の上下になぜこんなに揺さぶられるのか。

同時に別の側面も見えてきた。この三ヶ月で、私は無意識のうちに「世界の経済」と繋がっていることを実感していた。ニュースが他人事ではなくなった。世界の動きが、自分の人生と交差しているのだ。それは不安でもあり、同時に充足感でもあった。

家計管理の習慣は続いていた。むしろ強まっていた。給与をどう配分するか、何にお金を使うかが、以前よりずっと真摯な問題になっていた。ただし、その動機が「投資で増やしたい」という単純なものから、少しずつ変わり始めていた気がする。

試練は続く。ここからが本当の意味での学習の時期になるのだと、薄々感じていた。

続きはまもなく

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