第4話
第4話 仕組みの正体
その疑問は、調べるほどに確信に変わっていった。
ネット上には、同じような経験をした人たちの投稿が溢れていた。「解除できない」「返金されない」「サポートが返答しない」。コメント欄には、怒りと諦めが混在していた。中には「もう対応するのは諦めた」という声もあった。
そして、あるブログ記事が目に留まった。それは、サブスクリプション型サービスのビジネスモデルについて分析したものだ。記事によれば、月額課金の企業にとって重要な指標は「継続率」。つまり、毎月どれだけのユーザーが契約を続けているかということだ。解約率を下げるために、企業は様々な工夫をしているという。
登録は簡単、解除は複雑。
それが意図的な設計なのか、単なる使いにくさなのか、この記事だけでは判断がつかない。ただ、結果として「継続が続く」という事実は変わらない。自分自身がそうであるように。
机に戻った。メモ帳を見つめながら、新たな疑問が浮かぶ。今回見つかった3万円は、どれだけ掘り下げれば完全に解明できるのだろう。そして、本当に全部止められるのだろうか。
ペンを握り、新しい項目を書き加えた。
「未確認の課金:あと何個あるか」
その夜、スマホの通知音が何度も鳴った。
続きはまもなく
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