計画という名の地図

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第3話

地図の書き換え

試験まで四ヶ月。その時点で、私は一つの誤りに気づいた。

計画を『目安』と捉え直したことで、確かに勉強は続けやすくなった。しかし、続けることに安心して、また別の罠に落ちていたのだ。

予定を柔軟に変更することは、結局のところ『今日できることをやる』という日々の最適化に過ぎない。それは必要だった。だが、その過程で大切なものを見失っていないか。ある朝、机に広げたスプレッドシートを眺めていて、ふと疑問が湧いた。

私は本当に、試験に合格したいのだろうか。

それとも、計画通りに勉強することで、自分は『できる人間だ』という安心感を得たいだけなのだろうか。

この問いは、地図を見つめることから生まれた。地図は目的地を示すが、なぜそこに向かうのかは教えてくれない。毎日、『引っかかる部分』を丁寧に勉強してきた。その先に何があるのか、改めて問い直す必要があった。

翌週、仕事帰りに図書館に寄った。この資格を取ろうと思った、その最初の理由を思い出すためにだ。メモ帳を握りしめて、スプレッドシートとは別の場所に書き始めた。試験本番までの四ヶ月で、自分は本当に何を手に入れたいのか。

地図は書き換わるべきものなのだ。と、その時初めて気づいた。

続きはまもなく

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