はじめてのフットサル

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第1話

第一話 誘い

土曜日の朝、スマートフォンの画面には同僚からのメッセージが届いていた。『今夜フットサルやりませんか?人数が足りなくて』と。

正直なところ、佐藤は返信するか迷った。フットサルなんてやったことがないし、運動だって高校以来まともにしていない。仕事終わりの飲み会でも『体が重い』が口癖だ。だから普通なら、適当な理由をつけて断っただろう。

でも、その日の朝は気分が違った。鏡に映った自分の顔を見て、なんだか虚ろさを感じたのだ。

『わかりました。何時ですか?』

送信ボタンを押してから、佐藤は後悔した。でも今さら取り消すこともできない。

夜。体育館のような施設に到着すると、同僚の田中が手を振っていた。『来てくれたんですね!助かります』と満面の笑み。すでにユニフォームを着た人たちが、コートの中で準備運動をしている。

『ルール、ほぼサッカーと同じですから。でもコートが狭いから、みんなすぐボール奪われます。あ、あと靴はフットサル用で』

そう言われても、佐藤の頭には『?』ばかり浮かんでいた。

着替えを済ませ、コートに入った瞬間—その狭さに驚いた。想像していたより、ずっと小さい。ボールは野球のボールより少し大きい程度。硬そうだ。

『じゃあ始めましょうか』

ホイッスルが鳴った。

ボールが転がってくる。咄嗟に足を出したが、あっという間に奪われた。走り、追う。汗が噴き出す。呼吸が上がる。こんなに動いたのは何年ぶりだろう。

そして、何より驚いたのは—

これが、楽しいということだった。

続きはまもなく

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