夜中の3時に目覚める理由

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第4話

判断の棚卸し

その発見は、単なる睡眠の問題ではなく、自分の心の状態を映す鏡だったのだ。

毎晩、3時に目覚めるのは、脳が無意識のうちに何かを整理しようとしていたのかもしれない。日中に下した判断、あるいは下しきれなかった判断。それらが夜中に浮上し、自分を揺さぶり、目覚めさせていた。声に出して『あれでいい』と言い聞かせることで、脳は初めて納得し、眠りを手放すことができたのだろう。

翌週も、その習慣を続けてみた。毎晩、入浴後に思い出す。その日の判断の数々。小さなものから大きなものまで。上司への報告の仕方、後輩への指摘の言葉、プロジェクトの方向性。声に出すと、心が少し軽くなる気がした。

3時に目覚める日数は明らかに減った。メモアプリの記録が物語っている。

だが、ある夜のこと。いつもの習慣を終えて床に入ったのに、相変わらず3時に目覚めてしまった。その時、窓の外から、かすかな音が聞こえた。隣の建物の工事の音だろうか。いや、違う。何度も何度も、同じ周期で。

目覚めた時刻を確認すると、やはり3時。今度は、心の問題だけではないのではないか。そんな疑問が、新たに生まれ始めていた。

続きはまもなく

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