続く筋トレの組み方

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第2話

週2回の約束

田中は友人の質問に対して、明確には答えなかった。実は自分でもわかっていない。ただ、調べていく中で見えてきたことがある。週2回、30分程度。それすら続かなかった自分が、いきなり成果を出そうとするのは傲慢かもしれない、ということだ。

ジムの受付で新しい会員証を受け取った時、田中は心に決めた。今回は結果ではなく、「続けること」だけを目標にしよう。

初回は月曜と木曜の夜と決めた。仕事帰りのルーチンに組み込みやすい曜日だ。ジムのスタッフに相談して、無理のないメニューを組んでもらった。スマートフォンのカレンダーにも記入して、家族にも伝えた。準備万端というわけではない。むしろ、失敗を前提にした保険のようなものだ。

最初の1週間は何とか続いた。2週目も。特に劇的な変化はない。筋肉痛も最小限だ。だがそれが逆に心地よかった。疲れすぎず、義務感も感じない程度の負荷。

3週目の木曜日。仕事が長引いて、ジムに行くのが遅くなった。以前なら「今日はいいか」と諦めていただろう。だが田中は慌てずに向かった。時間がなければ20分だっていい。そう考えられるようになっていた。

1ヶ月経つ頃、ある変化に気づいた。月曜と木曜がくるのが、むしろ待ち遠しくなっていたのだ。疲れた体をほぐす時間が、仕事のストレスから解放される場所になっていた。結果ではなく、その過程そのものが報酬になり始めていた。

ただし、新たな課題が生じていた。このままで本当に効果が出るのか。友人の言葉が時々、頭の片隅をよぎる。田中はそれでも、焦らないと自分に言い聞かせた。まずは3ヶ月。その先のことは、3ヶ月後に考えればいい。

続きはまもなく

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