第1話
第一話 朝焼けの約束
目覚まし時計が鳴ってから、布団の中でゴロゴロするのが得意技だった俺。大学のバスケ部に所属してるくせに、朝練はいつも遅刻ギリギリ。コーチからは何度も注意されてるし、同期からも「お前、本気か?」って目で見られてる。
そんなとき、好きな選手のインタビュー記事を読んだ。プロになってからも毎朝5時に起きて、その時間を大事にしてるって。「朝の時間が全てを決める」って言い切ってた。その瞬間、なんか心に響いたんだよ。
翌朝、意を決して目覚まし時計を5時にセット。鳴った。起きた。マジで起きた。窓の外はまだ薄暗くて、世界が静かだ。こんな時間に起きるの初めてかもしれない。ベッドから出た足は冷たくて、現実だ。
リビングに行って、誰もいない空間で深呼吸。朝日がゆっくり上ってくるのを眺めてた。やることは何もない。ただそこにいるだけ。これが朝の時間か。
続けられるか分からない。けど、昨日の夜の俺があした5時に起きろって言ってくれてるんだ。その声を無視するのは、自分を無視することだと思った。
続きはまもなく
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