ネタ帳が溜まる一方で完成作が増えない、というのは私も経験してきた悩みです。以前の私は「いつか形にしよう」という心持ちでネタを記録していたのですが、時間が経つにつれて、ネタ帳を眺めることが創作の代替になってしまっていた気がします。完成させるプレッシャーがあるのに、ネタ帳という「可能性の状態」に留まっていることが心地よくなっていたんでしょう。
変わったのは、ネタの質ではなく関わり方を変えたときです。小さくても良いから「完成させることを前提にネタを選ぶ」と決めた。全てのネタが創作になる必要はなく、むしろ完成させやすいものを意図的に選ぶようにしました。すると、一つ完成させると次のネタに取り組みやすくなる、という小さな循環が生まれました。
また、ネタ帳を定期的に見直すようになってからは、冷静に「これは今の自分に形にできるか」を判断できるようになりました。向き不向きが見えると、完成度を追い求めすぎて手が止まる、という状態も減った気がします。完璧さより、まず「終わらせる」という経験を積み重ねることが、その後の創作活動全体に良い影響を及ぼしたと感じています。
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