積みゲー怪盗団

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第3話

第3話 ゲームの外側

招待状を前に、指が止まった。

画面に浮かぶメッセージを何度も読み返す。『次のステップ』とは何か。ボーナスタイムの正体は何か。ここまで来ると、もう偶然では説明できない気がしていた。

スマホを置いて、部屋を見回る。積みゲーのケースはまだ山のようにある。でも数週間前と比べると、確かに減っている。その分、別のものが増えていた。

朝日の中で本を読み終わらせたこと。仕事から帰ってから、ずっと後回しにしていた友人に連絡できたこと。部屋の片付けが進んだこと。全部、ボーナスタイムのおかげなのか。それとも、単に自分が動き始めたのか。

unLOCKのアプリを開く。画面には相変わらず黒い背景。『準備はいいですか?』というメッセージだけ。返答する方法がない。でも、何かを入力すれば、何かが起動するような気がした。

ゆっくりと、『はい』と打ち込む。

送信ボタンを押した瞬間、スマホが強く震えた。通知音も鳴らない。ただ、画面は変わり始めていた。黒い背景が崩れ落ちるように、別の映像が現れる。

ゲームの起動画面ではない。それは自分の部屋。今、この瞬間の部屋だ。でも、何かが違う。積み上がったゲームのケースが、一本、また一本と、勝手に消えていく。まるで誰かが回収しているような。

画面の中の部屋が変わっていくのに合わせて、現実の部屋も変わり始めた。目の前のケースが、ふわりと浮き上がる。

『警告:ゲーム外との干渉が始まります。これ以降、撤回はできません』

メッセージが消える前に、ゲームのケースは完全に消えた。

続きはまもなく

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