アプリ沼へようこそ

3/3

第3話

「これでいい」の重さ

1週間後、私は残ったアプリを開いてみた。朝の支出、昼食、夜の買い物…毎日ちゃんと記録されていた。数字が溜まっていく感覚は、思ったより達成感があった。でもその時、ふと思ったんだ。このアプリでいいって、本当に決めていいのか。

友達に話すと、「えっ、もう決めちゃったの」って言われた。その子は「最高のアプリ」を探してるんだって。SNSで見かけた口コミ、AppStoreのレビュー…あれこれ見比べているらしい。「もしかしたらもっといいのがあるかもしれない」。その気持ち、私も知ってる。

一方で、会社の先輩は違う視点をくれた。「選び終わることより、続けることの方が大変だよ」って。その人は同じアプリを3年使ってるんだけど、最初は「別にこれじゃなくてもいい」くらいの感覚だったんだって。でも毎日使ってると、その不便さに慣れて、むしろカスタマイズしたり工夫したりするようになったんだと。

「完璧なアプリ」と「続けられるアプリ」は別の話なのかもしれない。私が今感じてる「まあこれかな」感は、決定の終点じゃなくて、本当の使い込みの入口なんじゃないか。そう考えると、気が楽になった。ただ同時に、新しい不安も浮かんできた。

このアプリ、本当に3ヶ月続くだろうか。半年は?それとも、ここからさらに沼が深くなるんだろうか。ダウンロード画面を見つめ直す。実は、まだ試してない話題のアプリが…。

続きはまもなく

目次

コメント