第2話
第2話 推し達の推しと、自分の推し
結局その夜、推し達がリツイートしてた作品から3本ピックアップして見始めた。1本目は15分で脱落。作画は良かったけど、何か引っかかるんだよね。2本目は30分まで我慢したけど、やっぱり違う感じ。
そして3本目。
OP流れて、キャラが一言目を喋った瞬間、「あ、これだ」ってなった。その感覚、言葉にしづらいんだけど。筋が通ってるというか、世界観が一貫してるというか。とにかく心地いい。推し達の推しがなぜ推しなのか、その理由がようやく分かった気がした。
Twitterで感想つぶやいたら、推し達から即座にリプ来た。「だよね!」「ようこそ沼へ」みたいな。その瞬間、何か嬉しかったんだよ。同じ作品を好きになった仲間ができた感覚。
でもここからが微妙な時期なんだ。今は新しい推し作品の沼にハマりたての状態。毎話楽しみで、考察動画も見まくって、二次創作も漁ってる。いわゆる「初期興奮」の最高潮。
これって、前の推し作品への気持ちと重なってくるんだよね。新しい推しに夢中になればなるほど、前の推しのことを考える時間が減っていく。それ自体は自然なことだと思うんだけど、なんか申し訳ない気がしてくる。
推しキャラのグッズを見つめながら考える。「また推し変か。いつも同じことやってるな」って。でも同時に思う。「これがアニメ沼の流れなんだ」って。完結があれば、新しい推しが生まれる。その繰り返し。
次の話が配信されるまであと6日。その間、この高ぶった気持ちが続くのか、それとも冷めていくのか。その判断次第で、この作品がどのレベルの推しになるのか決まる気がする。
続きはまもなく
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