第3話
第3話 「習慣化への道のり」
ら先の長い付き合いになるのだろう、と覚悟を決めた瞬間だった。
翌日、また同じことを繰り返した。椅子の位置を確認し、モニターの高さを調整し、一時間ごとに席を立つ。三日目、四日目も同じ。最初は「また始めるのか」という億劫さがあったが、ある時点から、それが単なる作業ではなく「朝の準備」の一部になっていることに気づいた。
一週間経った金曜日。いつもなら週末に向けて肩の張りが最大になる時間帯だったが、今週はいつもより軽い気がした。完全に痛みが消えたわけではない。ただ、「ずっと同じペースで悪化していく」という悪循環から抜け出している実感がある。
その夜、前の週末との違いについ考えてしまった。何が変わったのか。単に姿勢だけではなく、「自分の体に向き合う時間」を意識的に作ったことが、心理的にも影響しているのかもしれない。デスク周りの工夫も、定期的な移動も、すべては同じ意志の表れなのだ。
月曜日、新しい工夫を試してみることにした。朝、出勤する前に、簡単なストレッチをしてみるのだ。これまでは「対症療法」ばかりだったが、事前の準備も必要かもしれない。そう考えると、肩こりとの付き合い方は、まだまだ進化の余地があるように思えた。
続きはまもなく
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