第7話
パターンに頼りすぎる危険
自分のパターンが見えてくると、人はそれに安心してしまいます。『私はこういう人間だ』という物語ができあがるからです。
料理で例えるなら、毎週火曜日と金曜日に自炊する、いつも同じ3品のローテーションを回す、そうした『得意な進め方』が確立されると、多くの人はそこで立ち止まってしまいます。
ここが落とし穴です。
パターンは、確かに選択を効率的にしてくれます。でも同時に、視野を狭くする力を持っています。『私はこの方法で続いてきたから』と、新しい食材を試さなくなったり、調理法の工夫をしなくなったり。キャリアでも同じで、『自分はこのタイプの仕事が向いている』という確信が、実は思考停止になっていないかどうか。
継続する人たちを観察していると、ここで分かれ道があることに気づきます。
パターンを『拠り所』として使う人と、パターンを『出発点』として使う人です。
前者は、確立した方法を守ることに注力します。一方、後者は『こう続いてきたのはなぜか』という問いを手放しません。その先にあるのは、実は新しい選択肢への扉です。
記録を3か月続けて自分のパターンが見えた時、本当に大切なのは『ここからどうするか』という次の問いなのです。続く技術は、決してそこで完成しないのです。
続きはまもなく
目次