第4話
選択肢の前に、問う
目的地が見えてきたことで、逆に新しい問いが生まれた。
『では、どう選ぶのか』
SNSで目にする投資の情報は、相変わらず多い。『年利○%』『このファンドがおすすめ』『今が買い時』。でも今の自分には、それらの言葉が以前ほど説得力を持たなくなっていた。
なぜなら、『年利○%』という数字も、『今』という時間も、自分にとって『何のためなのか』が明確でなければ、判断の軸にならないことに気づいたから。
親友に投資の相談をしたら、『ぶっちゃけ、何を選んでも大事なのは続けること』と言った。その言葉は安心感をくれたが、同時に不安も残した。『続ける』ことができるのは、その選択が自分の目的地に本当に向かっているときなのではないか。そう思ったからだ。
カフェの手帳に書いた『5年後、10年後の場面』を眺めながら、ひとつの確認をしてみることにした。それは、その目的地に向かうために『本当に必要な選択は何か』という問い直しだ。
投資も、家計も、すべては手段に過ぎない。その先にある『どう生きたいか』という問いと切り離して考えれば、どんな正解も自分には合わなくなってしまう。
明日、もう一度、親友に会おうと思った。
続きはまもなく
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