毎日のごはん、続ける工夫

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第3話

「完璧」を手放したら、見えてきたもの

前話で、疲れた日用のシンプルなごはんパターンと、事前の準備が大切だという話をしました。では、実際にそれを続けてみると、何が変わるのでしょうか。

私の場合、準備を心がけるようになってから、思わぬ変化が起きました。

最初は「疲れた日用の保険」として、冷凍うどんや卵を常備していただけです。でも、そうしていると、不思議なことに気づきます。疲れていないときでも、その選択肢たちが目に入るようになるのです。そして時々、「今日はこれでいいや」と選ぶようになりました。

そうすると、時間が生まれるんです。凝った料理に費やすはずだった時間が、別のことに使える。読書をしたり、ぼんやり考えたり、次の日の準備をしたり——そうした余裕が、心身の疲労を軽くしていくのに気づきました。

もう一つ気づいたのが、「毎日同じものでいい」という発見です。世間には、毎日違う献立を工夫することが理想とされているような雰囲気があります。でも、同じものを繰り返すことで、買い物も調理も頭の中の負担も減ります。むしろ、そうした単調さの中から、新しい工夫が生まれることもありました。

ここまで来ると、自炊は「完璧さを目指す活動」ではなく、「日々を整える営み」に変わっていました。そして、その変化の中で、次の課題も見えてきたのです。

次回は、準備と習慣が定着した先で出てきた、新しい問題についてお話しします。

続きはまもなく

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