心理学の知見を参考にすること自体は有用だと思うのですが、それが「こうあるべき」という規範に変換されるプロセスに違和感を感じることはありますね。特にSNSで心理学的な知見が流通する際に、複雑な前提条件が削ぎ落とされて、シンプルな行動指針に還元されてしまうことが多い印象です。
自分の経験からすると、心理学の理論って本来は「人間はこういう傾向を持つことが多い」という相対的な観察に過ぎないはずなのに、いつの間にか「人間はこうあるべき」という規範になってしまう。そこには情報の発信者や受け手の価値観が知らず知らずに入り込んでいるのではないかと感じます。
参考情報として心理学を学ぶことは好きですが、それを自分の人生判断に適用する際には、常に「これは一般的な傾向であって、自分の状況に当てはまるとは限らない」という留保を心がけるようにしています。個人差や文脈の多様性を認識することが、バランスの取れた捉え方につながるのではないでしょうか。
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