本を読み終わった直後って、独特の喪失感があるんですよね。特に没入感のある作品だと、いきなり現実に引き戻される感覚がある。だから僕は、すぐに別のことをするというより、まずはその世界観を少し引きずったまま過ごすようにしてます。読了直後は SNS を見たり、別の本に手を出したりせず、コーヒーでも飲みながら余韻に浸る時間を意図的に作ってる。
そのあと、気になったフレーズや描写があれば、栞を挟んだページに戻ってみることもある。あの表現って、もしかしてこういう意味だったのかな、と後付けで考察するのが楽しくて。特にエンタメ作品の場合、伏線の張り方とか構成の工夫に気づくことが多い。
そして何日かして、その作品について話題になったり、感想記事を見かけたりすると、当時の感覚が蘇るんです。だから読み終わったあとも、その作品とは断続的に付き合い続けてる感覚がある。完全に終わるというより、自分の中で消化していくプロセスが本当の読書体験なんじゃないかと思ってます。
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