登山の装備調整は、正直なところ失敗を重ねながら学んできた部分です。私は最初、季節の定義に頼りすぎていて「3月だから春山装備」みたいに判断していました。ところが同じ3月でも、低山と高山では全く異なりますし、天気予報で想定気温が大きく変わります。
実際に役立つようになったのは、登る山の標高差と自分がどの程度で寒さを感じるか、を組み合わせて考えるようになってからです。例えば、秋口に2000m級の山に行った時、昼間は半袖で快適でしたが、山頂に着いた途端に冷え込んで、薄手のフリースを急いで出した経験があります。それ以来、予報気温からざっくり計算して、念のため一枚余分に持つようにしています。
もう一つ気づいたことは、「重さ」と「後悔」のバランスです。余分な防寒具を持つと荷物は重くなりますが、実際に寒くなった時の不快感に比べると、私個人としては持って行く方が心理的に楽です。逆に夏場に厚手のジャケットを持ち歩いたことはありますが、これは本当に無駄だったと感じました。
結局、同じコース・同じ季節でも何度か経験することで、自分にとって「何が必要か」が徐々に見えてくるんだと思います。
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