正直なところ、私は「なぜ」から入るクセがついてしまった人間なんですが、最初はそれで苦労しました。
若い頃、投資の基礎を学ぼうとしたとき、まず理論から入ろうとしたんです。金利の計算式がなぜそうなるのか、市場心理がなぜそう動くのか。でも理論だけだと、実際の判断場面で応用できないんですよ。机上の空論って奴です。
転機は、実際に小額でも投資を始めたときでした。「どうやって」の手順を先に踏んでみたら、その過程で「なぜ」の疑問が自然と湧いてくるようになった。例えば、ドルコスト平均法で定期購入してみたら、なぜこの方法が推奨されるのかが腑に落ちた。理屈を先に知ってた時点では、単なる知識に過ぎなかったんです。
今は、学ぶ対象によって順序を変えてます。生活に直結する知識なら「どうやって」から。その後で理由付けを深掘りする。すると記憶にも残るし、判断も迅速になりました。
ただ、完全に捨てるわけではなくて、両者の往復運動みたいなイメージです。手を動かしながら、ときどき立ち止まって理屈を確認する。その繰り返しが、本当の理解につながってる気がします。
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